摂社末社のご紹介



弁天堂

いつ頃から祀られていたのか、史実ははっきりしておりません。近年までこの辺りから水が湧き出ていました。

 

奥殿には「不忍池辨天堂」の絵が納められ、また賽銭箱には江島神社の神文が、そして「厳島神社」と書かれた看板が出てくるなど、この地域で弁天信仰が盛んだったことが伺われます。昭和7年6月1日に藤田留吉により本殿が奉納されました。

 

2010年頃、それまで閉ざされていた本殿の扉を開け、氏子により白い鈴緒が奉納されました。その後、鈴緒には願いと感謝を込めて「龍恋の小鈴」を奉納できるようになりました。(現在は鈴緒を外しており、三宝の上に奉納するようになっております。)

 


稲荷社

稲荷社の石で作られた御神体には次のように記されており、江戸後期の文政8年(1818年)に氏子により祀られたことが伺えます。

 

「文政八乙酉年 傅兵衛 又七 友右ェ門 吉藏 新七」

 

戦後にはすで境内に祀られていたことがわかっていますが、いつ頃この場所に遷されたかは不明です。

昭和40年代に老朽化に伴い、中溝政通・中溝旭・中溝忠次郎・に大工の金沢留吉が加わり改修されました。

その後2020年3月に修繕をし、現在に至ります。



授与品


  • 組札 2,500円
  • 神宮大麻 1,200円
  • 春日神社お札 1,000円
  • 竈土三柱大神 500円
  • 各種絵馬 500円
  • 各種お守り 500円
  • 手作り守り 600円~
 ・カード型龍女神守り 800円〜


御朱印


御朱印は毎月、第一日曜日の10時から15時まで受付けております。



震災モニュメント



春日神社の例大祭は9月1日と決まっております。当日は藤田留吉氏に寄って寄進された、石の大鳥居がお披露目の日でもありましたが、まさにその日、関東大震災が起ったのです。当時、学校はお休みで多くの人々が神社の境内に集まっていたようです。しかし、一人のけが人もなく近くの桑畑に避難、事無きを得ました。その後、壊れた鳥居は神社の階段の左横に、土の土留めなどに使われてきましたが、数十年経つ中で草木に覆われ、風化し、人々の記憶からも遠のいておりました。そこでこの度、次の世代へ伝えていくためにも壊れた鳥居をモニュメントとして残し、整備するに至った次第です。

ギャラリー